姉弟道

日曜日のお昼と言うこともあってか、ラーメン屋さんは混んでいた。

「じゃあ、チャーシューメンで」

メニューを見て選んだ僕に、
「わかった、すみませーん」

リコさんが手をあげて店員を呼んだ。

「天津飯とチャーシューメンを1つずつと、餃子を2つ」

「はい、かしこまりました」

店員はさらさらと注文を書くと、厨房の方へ向かった。

「何かすみません…」

僕が言ったら、
「何が?」

リコさんは訳がわからないと言うように返してきた。

「お昼、ごちそうになってもらって」

そう言った僕に、
「別にいいよ、お礼の意味もあるんだから」

リコさんは笑った。

「そうですよね」

つられるように僕も笑った。