姉弟道

何でだろうかと、僕は戸惑っていた。

何で、師匠の娘さんであるリコさんにドキドキしているんだろう?

リコさんと一緒にいるだけなのに。

リコさんの顔を見ているだけなのに。

何故だかわからないけど、ドキドキする。

一体、僕はどうしたと言うのだろうか?

「杉里さん?」

「あっ、はい…」

戸惑いながら返事した僕に、
「何を食べますか?」

リコさんがメニューを渡してきた。

彼女が昼食に選んだところは、ラーメン屋さんだった。