姉弟道

*゚。桃護Side。゚*

一体、何なんだ?

ちゃぶ台の前で正座をしながら、俺は思った。

昼飯を食うって、アズにぃったらやけに気前がいいな。

そう思いながら、俺は台所で昼飯の用意をするアズにぃの後ろ姿を見つめていた。

と言うか、本当に手際いいなあ。

おじさんと2人暮らしと言うこともあってか、アズにぃは料理が上手である。

おばさんはアズにぃが中学生の時に死んだ。

死んだって、我ながら言い方が悪いなあ。

しかし、何があったんだろう?

アズにぃが飯をごちそうするのは、何かある証拠だ。

そう推理したのは幼なじみの勘ってヤツだ。

「できたぞー」

アズにぃがきつねうどんをちゃぶ台のうえに置いた。