そうだ!

あたしの頭の中にある考えが浮かんだ。

「杉里さん!」

突然名前を呼んだあたしに、
「は…はい、何でしょう?」

杉里さんは驚きながらも返事をしてくれた。

「お願い!」

そう言ってあたしは杉里さんの手を握った。

「頼みたいことがあるんです!」

あたしは杉里さんに、今日学校であったことを全て話した。

「…と言う訳で、何とかできませんか?」

話し終えると、あたしは杉里さんを見つめた。

もう何でもいい!

近くにいる人なら、おじいちゃんだって構わない!