翌日の朝。

新聞を取りに、パジャマ姿で俺とリコ姉ちゃんは外に出た。

「わっ、何だ!?」

俺とリコ姉ちゃんはビックリして悲鳴をあげた。

店先に、こんなものが置いてあった。

「アホか!」

寝起きとは思えないくらいの大きな声でリコ姉ちゃんが叫んだ。

一体、どこから出てきたんだよ…。

低血圧なうえに朝が弱い人に見えない。

そんなことを思いながら、俺は目の前のそれを見下ろした。

それことぶっ壊れた掃除機はそこに置いてあった。

ご丁寧に、胴体とパイプの2つに分けられていた。

「ウチは粗大ゴミ置き場じゃないぞ!」

リコ姉ちゃんはパイプの方を持つと、あごで胴体の方を指差した。