「わかった、日曜日ね」

ポーカーフェイスを保ちながら、あたしは言った。

柘植は挑発するように笑った後で前を向いた。

あたしは心の中でパニックを起こしていた。

ヤバイよ、マジで…。

自分が種をまいたうえに起こした展開とは言え、とんでもないことになってしまった。

調子に乗ってしまったことを心の底から反省した。

日曜日までに探さなきゃ!

彼氏兼許嫁役をしてくれるヤツを探さなきゃ!

でないと、こいつに何をされるか本当にわからない!

彼氏になるのはお断り!

こいつはなおさらお断り!