執事or彼氏



『まったく……呆れた子…まぁしょうがないんだけどね』

『小さい頃あんなことがあったからな……』

『だからって、腐人間になったら……坂ノ上家は由奈が継ぐんだし…』



コソコソと話してるみたいなだけど、

全部聞こえてるし…







『奥様。旦那様。茶話会に行くお時間です』




お姉ちゃん専属の執事、山形さんがお姉ちゃん達に言った。



『もうそんな時間なの?あなた、行きましょ』


『ああ』


そう言い行ってしまう…