つま先立ちの恋

梶原さんについて案内された先は年季の入った洋館の一室。そこにはすでに何十人もの人が集まっていた。

これ、みーんな新年のご挨拶に回ってきた人たち。プラス、高崎会長の親族関係って所かな。

相変わらず賑やかだ。てゆーか華やか。みんなこの日の為に着飾って来てるわけだしね。

私はこの人だかりの中に彼の姿を探す。


、、、いないなぁ。


ぷくぅ、とふてくされているとお父さんとお母さんが先に会長に挨拶に行くと言って、行ってしまった。退屈な時間の始まりだ。

だけど私はもう、遊んでほしいと大人を困らせるような子どもじゃない。


「さぁて、行動開始!」