つま先立ちの恋

「私はまだ何も知らない子どもだけど、だけどね、それってつまりはまだまだこの先成長するってことだし、私は毎日成長するし、明日にはもっと成長していたい。

きっとたくさん失敗もすると思う。傷付くのが怖くて、後ろを向いちゃう日もあると思う。だけどね、だけどね…それも全部、ひっくるめての私をフーには見てほしいから」


不思議と涙は出なかった。それよりも、伝えても伝えても伝えきれない、あふれてくるこの気持ちをフーに届けたい。


「そうやって大人になるから…、少し、遅れちゃうかもしれないんだけど。だけどね、私は絶対フーを追いかけてるから。どこにいても、私は絶対フーを追いかけてるから。だからフーは立ち止まったりしないで。立ち止まったりなんかしなくていいから、安心して。

私が追いかけていくから!」



どこにいても、私が追いかけていく。