「打倒、柏木さんっ! 絶対勝つぞおぉぉ~!!」 運動部で鍛えた声で腹の底から叫んだ私。 そう。 私にとってバレンタインとは 鉄壁なまでのガードで私をフーの傍まで近寄らせてくれない柏木さんとの、闘いの場でもあるのだ ……―――!!!