つま先立ちの恋

渡った先は真っ白でキレイな玄関。すぐ隣りに姿見があって、そこに明人さんの横顔が映っている。この人、本当に日本人なのかなぁってくらい、キレイな骨格に思わずヨダレ。

「どうぞ。」

用意された焦げ茶色のスリッパを履く…つもりが緊張のあまり革靴も上手に脱げず転ぶ所だった。危うくポカリも落とす所だったよ。あっぶね。

「大丈夫?」

「あ、はい」

見上げたその顔に私は度肝を抜かれた。

この微笑みは私を嘲笑っているのか、それとも見守ってくれているのか…判断に困る!

恐らくフーの敵だとわかっていなければコロッと落ちる所だった。

何にって恋に。あっぶね。