つま先立ちの恋

それから、そっと握りしめられた手のひらの感触に、パペちゃんが微笑むのがわかった。

パペちゃんの左手にはカエルくんがいて、パペちゃんの右手は私と繋がっている。

それから葵ちゃんも私に手のひらを差し出した。

さっきはグーだった葵ちゃんの手。硬く閉ざされていた葵ちゃんの白い手は今、私に向かって開かれている。

そっと手を重ねたら、ぎゅっと包み込んでくれた。

「ありがとう、二人とも…」

私が笑うと二人も同じように笑ってくれた。その笑顔が力をくれる。

そうか。そうだったね。

私、一人で考えるからダメなんじゃん。

一人じゃないんだから。

私には、不甲斐ない私をこんな風に真剣に叱ってくれる友だちがいるんじゃん!