つま先立ちの恋

私がいつまでもウジウジと俯いたままでいると、ワナワナと体を震わせていた葵ちゃんが突然、、、!!


「葵………パーンチ!」


「へっ?」


何だ?と上げた顔めがけて何かが飛んできた。それは私の左頬に命中した。勢いはなかったけれど予想外の展開に、へなへなとその場に尻餅をついてしまう私。


………え、、あれ?


見上げると、右拳を突き出した格好で葵ちゃんは固まっていた。その肩は呼吸に合わせて上下している。


今、私、、、殴られましたか?


葵ちゃんに?!


しかも葵ちゃん、アンパンで出来たヒーローみたいな必殺技出した?!