つま先立ちの恋

「………どしたの?」

葵ちゃんは制服のベストの内ポケットから真っ赤な封筒を取り出した。

『それはっ………!』

「葵ちゃん、まさか!」

電流が走ったように声を震わせた私とパペちゃんに、葵ちゃんはこくりと頷く。

「ジウーチンから手紙が届きました」

「葵ちゃんっ、、、!」

「何も言わないで灯歌ちゃん」

駆け寄ろうとした私を葵ちゃんの右手が制す。けれどパペちゃんは事情を知っているかのような口調でこう言った。

『例の話に動きがあったんだね?』

てゆーか、ワナワナしてるのはカエルくんだけど。