~イケメン集団D6と私~



「茜・・・。

 あたし茜のためだったら 
 ‘一生のお願い‘
 も、
 中野に頭下げる事も
 なーんも 惜しくないよ。」

「・・・??」

 はじめは わけがわからなかったけど

 次の 一言で 全てを 理解できた。

「中野・・・勝手すぎて許せない

 あたしが 無理やりにでも 呼び出してくる


 たとえ、なにか失うとしても
 
 茜が泣くよりは 全然マシ!」

 そう言い終わる前に ヒロちゃんは 中野の居るほうへ走っていった。













 20分ほど 経ち

 ヒロちゃんが 走ってくるのが見えた。

 そして こう 言われた

「茜!!!
 すぐ 体育館裏の 駐車場に行って!

 あそこなら あんまり人居ないから!

 あたし、中野にお願いしまくった!
 一生のお願い も使った!


 お願い!茜!!!
 行って!!!」


 ヒロちゃん・・・・


 きっと意地っ張りな中野に 何度も何度も頭を下げて



『茜の話を聞いてあげて!』

って お願いしてきてくれたんだよね・・・。



 もう こうなったら 行くしかないよね。



 ヒロちゃん、本当に ありがとう。
 あなたには 感謝しつくせないよ。

 中野に・・・私の気持ちを 全部言ってくるね!