夕暮れ行進曲

 立花に腕を引っ張られ、不覚にもドキッとしてしまった。

 こいつはどこまで人懐っこいというかなんというか・・・・。

 俺は断れずに立花に付いていった。校内に入っても立花はずっと俺の腕を柔らかく掴んでいたので、さすがにこのままではまずいと手を振り払った。

「子供じゃないんだから、離せって。」

「何照れてんの~?前から思ってたけど高橋って純情青年なんだね。」

「は?なんだそりゃ・・・」

 呆れたそぶりをしているが内心はとても心地よかった。