夕暮れ行進曲

 キツイのを履くよりも、大きめのを履いた方がリラックスできるのだ。

 道行く生徒達はバスに急いだり、校門を自転車で走りぬけたりとやけに忙しかった。

 俺はポケットに片手だけ突っ込んで鞄を肩からひっかけて、不良のように歩いた。
いつもはこんな格好はしないがなんだか胸がムカムカしたのでシャツのボタンも二個開けた。

 空は夕焼け色から灰色に変わって、臭いことを言うようだが俺の心の中を映しているようだった。
だがそんな俺の前に光が現れた。


「先輩!」