夕暮れ行進曲

「あれ?そうだっけ?使い方が唐突だからさぁ・・・ふふ」

「はいはい・・・俺もう帰るわ。」

 俺は立花に背中を向けて階段を降りようとした。

「待って。」

 立花が後ろから声を掛ける。

「暇なら待っててくれない?」

「え、なんで俺が?」

「愚痴言う相手が居ないじゃん。嫌ならいいけどさ。」

「うーん、じゃあ帰るわ。時間かかるだろ?」

 俺は別に意地悪で言ったわけじゃなかった。

「は!まさかこの状況で断るなんて!」

「え?」

「信じらんない・・・。」

「いやぁ、俺暇じゃないしな。」