夕暮れ行進曲

が、一旦廊下で止まり、誰かに声を掛けてから引き返して行った。
立花だ。

 立花は後ろのドアからそろそろと入ってきた。明らかに表情が沈んでいる。
それを見てコソコソ話をする生徒、心配して声をかける生徒等色々いた。

 俺はただ自分の机に突っ伏して、立花のことは意識しない。
三井が俺に声を掛けた。

「高橋~、俺びびっちったよ。」

「俺はもう怒られたしなぁ。」

「ああ、そうか。」

 三井は苦笑いした。

「立花さん、可哀想だよな。俺だったら立ち直れないし。」

「お前へタレだからな~。」