夕暮れ行進曲

「すいませんでした。」

 立花は頭を下げた。ポマードは舌打ちして黒板へ向かった。
立花がゆっくりと席に座る。

 俺が隣にいたら絶対に止めた。ポマードが許すはずがないだろう。
立花の隣は挙動不審の田村だ。あいつはただ黙って座っていた。

「おぃ。」

 立花はびくっとした。

「何勝手に座ってんだ。」

「すいません。」

「お前、舐めてんの?」

 ポマードのテンションがどんどん悪い方向へ向かっていく。まるでやくざだ。

 舐めてるわけが無いだろう。ちょっと気を抜いただけだよな?立花。