夕暮れ行進曲

「やってこなかった奴は立て。」

 いつもそう言うが誰も立たない。今日も立たないと思った。しかし・・・

「立花、やらなかったのか。」

 俺は振り向く。立花が一人、机の前に立っていた。

 ぞっとした。同情か、それともただポマードが怖いのか、よくわからなかった。
立花は無言だ。

「どうしてやらなかった?」

「・・・時間が無くて。」

「は?」

 ポマードがチンピラのような顔をする。

「時間がないじゃないだろ。皆やってきてんだよ。」