夕暮れ行進曲

 立花は無邪気に喜んだ。

 あの煙突が夕焼けという衣装を纏って、初めて可愛らしく見えた瞬間だった。

「夕焼けもいいね。」

「え?」



「曇りもいいけど夕焼けも好きになれそう。」