三井が俺の腹を軽く小突いて顔をしかめた。
何故かまだ小声だったがひどくテンションが高いようだ。

「こっからじゃ聞こえねーよ。そんな小声じゃなくても・・・」

 俺がそう言っても三井は大げさに首を左右に振り回した。

「っていうか告白するならすれば?俺もう帰るし・・・」

 三井は俺の両肩を掴み、わかったというように深く何回も頷いた。

「だからさ~、俺が図書室に入ってしばらく出てこなかったら帰っていいよ!でもすぐ出てきたらそれはつまり・・・・」