夕暮れ行進曲

「学校、楽しい?そんなこと思った経験ないよ。」

 立花は結露したグラスの水を指でなぞった。俺はカプチーノをすする。

「私浮いてるからさ~。結構陰口言われてた。」

「でも不思議ちゃん系で一部には人気あったんじゃん?」

「・・・・・私普通にしてるだけなんだよ?」

 立花は力なく頬杖をついた。全然周りを気にしないタイプかと思っていたがそうでもないらしい。

 立花の弱い面を垣間見たようだった。

「席が隣だった時さ、全然話さなかったね。」