こんなことをして、罪悪感がなのかといったら嘘になる。
ほんとは…
胸がえぐられそうだ。今まで、巻き込まれる事しか出来なかった。見ているだけの存在だったから、嘆くことも許されなかった。
それを変える為に手にした一本の鉄の塊。
そして今私は、私が望んだ通りこの呪われし運命に抗っている。
朱に染められた手は、力を持って生まれた事への罪、消した数々の命に対する罪を私に課してくる。
果たしてこれが正しい選択だったのか、それは
もう
分からない…