言ってなかったけど、沙希は彼氏がいる。まぁ、こんな可愛いのにいないってのもおかしいけど。
でも、その彼氏持ちの沙希がなんでここまで興奮しているのか分からなかった。
「だって!!これでカッコ良かったら、もしかしたら南チャンに春がっ…ってなるかもしれないでしょ!!」
理由を聞いて呆れた。そんな事かよっ!!みたいな。
「なんだそれー。あり得ないっっ…」
「ありえなくない!!」
私が否定しようとしたのに沙希がそれを遮った。
「うちはね、南チャンに恋を知ってほしいの!!」
沙希の目は潤んでて今にも泣きそう…。
「あぁぁ。わかったから。泣かないでよー。」
沙希がそこまで私の事を考えてくれるのは嬉しいけど泣くと困る。
「ホント?…じゃぁ、ちゃんと向き合ってね!!」
「う、うん。」
(キーンコーンカーンコーン)
HRを知らせる鐘が鳴った。
「じゃぁね。」
そう言って沙希は自分の席に戻っていった。
「席につけ~。」
担任が教室に入ってきた。
「今日はみんなに知らせがある。」
そう言って先生はドア側を見ながら
「入ってこい。」
そう言うと、ドアから背の高い男の子が入ってきた。
(ッドキ…。)
一瞬胸が弾んだ。
その人は、背が高くて、サラサラな髪で程よく茶色。顔もすごく整っていて、美少年って感じの言葉がすごく合っていた。
「渡辺 充だっ。みんな仲良くしてやれな。ほら、渡辺からもみんなに挨拶しろ。」
先生に言われて渡辺クンは一瞬困ったような顔をしたけど、
「よろしく。」
と、ぶっきらぼうに言った。
「渡辺の席は、あそこ。広瀬の隣だ。」
「えっ…。」
隣を見てみると、確かに一つ席が空いていた。
「広瀬、いろいろ渡辺を世話してくれ。」
「はっはい。」
渡辺クンがこっちに向かって歩いてきた。
チラっと渡辺クンとこっちを見た。
すると、ニコって微笑んだ。
(ッドキ…)
また、胸が…。
なんだろうこの気持ちは。
今まで感じたことのない気持ち…
不思議で不思議でたまらなかった。
でも、その彼氏持ちの沙希がなんでここまで興奮しているのか分からなかった。
「だって!!これでカッコ良かったら、もしかしたら南チャンに春がっ…ってなるかもしれないでしょ!!」
理由を聞いて呆れた。そんな事かよっ!!みたいな。
「なんだそれー。あり得ないっっ…」
「ありえなくない!!」
私が否定しようとしたのに沙希がそれを遮った。
「うちはね、南チャンに恋を知ってほしいの!!」
沙希の目は潤んでて今にも泣きそう…。
「あぁぁ。わかったから。泣かないでよー。」
沙希がそこまで私の事を考えてくれるのは嬉しいけど泣くと困る。
「ホント?…じゃぁ、ちゃんと向き合ってね!!」
「う、うん。」
(キーンコーンカーンコーン)
HRを知らせる鐘が鳴った。
「じゃぁね。」
そう言って沙希は自分の席に戻っていった。
「席につけ~。」
担任が教室に入ってきた。
「今日はみんなに知らせがある。」
そう言って先生はドア側を見ながら
「入ってこい。」
そう言うと、ドアから背の高い男の子が入ってきた。
(ッドキ…。)
一瞬胸が弾んだ。
その人は、背が高くて、サラサラな髪で程よく茶色。顔もすごく整っていて、美少年って感じの言葉がすごく合っていた。
「渡辺 充だっ。みんな仲良くしてやれな。ほら、渡辺からもみんなに挨拶しろ。」
先生に言われて渡辺クンは一瞬困ったような顔をしたけど、
「よろしく。」
と、ぶっきらぼうに言った。
「渡辺の席は、あそこ。広瀬の隣だ。」
「えっ…。」
隣を見てみると、確かに一つ席が空いていた。
「広瀬、いろいろ渡辺を世話してくれ。」
「はっはい。」
渡辺クンがこっちに向かって歩いてきた。
チラっと渡辺クンとこっちを見た。
すると、ニコって微笑んだ。
(ッドキ…)
また、胸が…。
なんだろうこの気持ちは。
今まで感じたことのない気持ち…
不思議で不思議でたまらなかった。
