「沙希?私があっち行ってもずっと友達だよね?」
『何言ってんの!当たり前でしょ!』
「沙希ぃー。ありがとぉー。」
『泣くなぁーー。ウチも泣きそうになるじゃん!』
「そうだっ!!もう一個言いたいことあったの。」
『切り替え早すぎ(笑)で、何?』
「今日ね、充と遊んだの。」
『っは?????何あんたたちそんな仲良かったっけ??』
「イヤ、そういうわけじゃないんだけど。
なんか、流れで??」
『流れでそんなのなるわけないでしょ!!!!!!!!』
「そうですね…。」
『昨日はあんなに仲悪そうだったのに。』
「ハハハ。なんででしょう。」
『全く。で?なんかあった??』
「なんかっていうかぁ…。意外と充っていい奴なんだね♪」
『意味わかんない…。てか、昨日なんか怒ってたよね。それって何だったの?』
「あぁ。それ?あれは思い出したくないことなんだけど、
充にキスされた。」
『っへ…??』
「この前携帯探しに学校戻ったでしょ?その時にキスされた。」
『…。』
「おーーーい。沙希!?」
『っはぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!』
「声でかすぎぃぃ!!!!」
『キッ…キスぅ!?』
「うん。それで、昨日なんでしたの?って聞いたら事故だって言われたから
怒ってたの。」
『それで遊んだって…。付き合ってんじゃないの?』
「それとは違う…と思う。」
『なんかドキドキとかしないわけ?』
「う~ん。今日なんか意味わからないドキドキってのはあった。」
『あんた!それは恋って言うのよ!!』
沙希…。先生みたいに言ってる。