そう。

この学校は私立だから、

合宿とは言えでも

最高の環境を用意するため

沖縄まで行かなければならない。

そこら辺のグラウンドでいいつぅーの!!!

おまけにエコノミーではなくファーストクラス。

って言っても、

お嬢様の私にとっては日常茶飯事だけど。。。

「んじゃぁー待ちに待った、部屋決めだぁー」

「おぉー」

諒に釣られて辺りが盛り上がるって、

皆男子だし当然か・・・

「れい一緒になろうぜぇー」

「俺がれいとだしぃー」

「いや俺だ」

くだんねぇー。

なんなの!!!

いつもは汗臭いとか言うくせにっっっ。

「んじゃ、くじで決めようぜ」

オイオ正樹、

こんなとこでもさっさと片付けないでよ。

人事だと思って笑ってるし。。。


「先が青い棒がアタリな」

ちゃっかり用意している大貴にうんざり。。。

何で持ってんだよ!!!

「いっせいのーで」

その結果

今日の遅刻の張本人の馬鹿諒にっっっ。

最悪だー

「よろしくなぁー」

ってオイッッッ。

口笛を吹きながら部屋に入っていく諒を

私は睨んだ。

「ドンマイ。
 言っとくけど、ベット1つしかないからっっっ」

大貴が私の耳元でそう囁いた。

そして足早に部屋に入って行った。