好きだけじゃダメ?!

「なんで?」



「気になるからに決まってんだろ。」



そう言って私を抱きしめた




瑛士が


私を




気・に・な・る?!









抱きしめた私の肩を離すと腕を掴まれ逆のホームに来た電車に引っ張るように乗せられた。



私の腕に食い込む腕の力があまりに強かったこと


それが

気になるという言葉が嘘じゃないことを教えていた