「美歩はあり得ないくらい東京駅音痴だね」

笑いながら私の元へ現れた香織

確かに地方組の香織は迷わないのに、私は東京では待ち合わせが成功したためしがない


「あ、あのバスじゃない?もうSTOP!乗ってたりして〜
なんかドキドキしてきた」
バスを見るなり香織のテンションが上がる
まさにあの中に瑛士たちは居る
鼻が利くとはまさに彼女のことかもしれないと思った
私たちはとりあえず集合までの時間軽く食事を済ませようという話になり目の前のファーストフードに入った