香織との待ち合わせ場所は東京駅
ここは何故か何度来ても迷子になってしまう
私の苦手とする駅
でも、今回の旅行はバスらしい
しかもここ東京駅集合
絶対嫌がらせだと思う
でも、何も言えない
「事務所が決めた」と言われればそれまでだから
でも
でも、
やっぱり文句言えばよかった
迷った
香織とも待ち合わせの場所に辿り着けない
新幹線が乗り入れる改札が分かりやすいと言われたけどそこに行けない
携帯GPSとは便利で香織の携帯のGPSを検索
でも、あいつ切っているらしい
携帯を鳴らすけどマナーモードにしているらしく
でない
もう泣きたい
そう思った瞬間
私の携帯が鳴り始める
「もしもし?」
「もしもし、美歩迷子?」
なんとも楽しそうな瑛士の声
「な、なんで?」
「GPS駅から動いて無いから」
完全に私の行動は見られていたらしい
GPS便利で不便な機能だと思う
「待ち合わせがうまく行かなくて」
私の暗い声に瑛士は
「駅の外に出てごらん」
と言った
出口は目の前になったから外に向かうとバスが一台止まっていた
「そのバスの中に俺が居る
もうファンが感ずきてて人だかりになってるだろ?
それを良いわけにここに来てもらいな」
そう言って電話は切れた
ここは何故か何度来ても迷子になってしまう
私の苦手とする駅
でも、今回の旅行はバスらしい
しかもここ東京駅集合
絶対嫌がらせだと思う
でも、何も言えない
「事務所が決めた」と言われればそれまでだから
でも
でも、
やっぱり文句言えばよかった
迷った
香織とも待ち合わせの場所に辿り着けない
新幹線が乗り入れる改札が分かりやすいと言われたけどそこに行けない
携帯GPSとは便利で香織の携帯のGPSを検索
でも、あいつ切っているらしい
携帯を鳴らすけどマナーモードにしているらしく
でない
もう泣きたい
そう思った瞬間
私の携帯が鳴り始める
「もしもし?」
「もしもし、美歩迷子?」
なんとも楽しそうな瑛士の声
「な、なんで?」
「GPS駅から動いて無いから」
完全に私の行動は見られていたらしい
GPS便利で不便な機能だと思う
「待ち合わせがうまく行かなくて」
私の暗い声に瑛士は
「駅の外に出てごらん」
と言った
出口は目の前になったから外に向かうとバスが一台止まっていた
「そのバスの中に俺が居る
もうファンが感ずきてて人だかりになってるだろ?
それを良いわけにここに来てもらいな」
そう言って電話は切れた


