好きだけじゃダメ?!

「やったじゃん!」

「やりましたね。」

香織と零が私に笑い掛けた

「うん。さっき私だけサイン貰ってないの覚えててくれたみたい」


「見せて〜」

「!!えっ!?
あっ・・・うん・・・。」

サインのページを慌てて開き見せた


「なんかスケジュール帳とかって良いかも
いつでも持ち歩けて。」

そう言いながらページを捲ろうとする香織に

「あ!!あっペンありがとう。
瑛士が使ったペン返し忘れたら香織に殺される〜」

そう言って慌ててペンを返してスケジュール帳を私が閉じた