好きだけじゃダメ?!

「これ、返してやる。」

私の前に鍵を揺らす


「やった〜。これで我が家に帰れる」

急いで鞄を取りに行き鞄の中から瑛士の家の鍵を取り出す

「じゃ、これも返さないと」

って瑛士に鍵を渡すと


「鍵貸して。」
って私からまた私の家の鍵を取り上げて瑛士の鍵をキーケースにホルダーごと付けた


「なんで?」


「ご褒美。寂しくなったら遊びにおいで」


そう言ってそのまま会場の入り口の前に立つマネージャーさんの元へと行ってしまった。