好きだけじゃダメ?!

シャワーを済ませて部屋に戻ると美味しそうな匂いが部屋に漂っていた

この部屋食事することなんてなかったからちょっと頬が緩む

こんな時間を過ごせるなんて思ってかなった俺は冷蔵庫からビールを二本取り出しテーブルに近寄る

「飲む?」

ビールを渡す

「ありがとう。どうぞ、冷めないうちに」

なんて言う美歩をホントに俺のものにしてしまいたい。
なんて思ってしまう

「ありがとう」


ロールキャベツはマジで旨かった


「料理得意なんだ」

「得意じゃないかなけど・・・外食ばかりじゃ生活出来ないから必要に迫られてやっとるだけ」

そう笑った

ビールのせいなのか本当に可愛く見える

それとも惚れてしまった弱味か・・・


美歩はビールをグヒグビ飲んで

「明日も早いの?」

・・・突然の質問


「明日は俺はゆっくりでも・・・」


「でも、なに?」


「美歩は早く行った方が良いかも・・・」


ニヤッと笑う俺


「なんでよ」


「FAX。」

「FAX・・・?」

「あぁ。多分凄い発注の量」

「・・・・」


俺をバシッと叩いて
部屋に怒りながら入ってしまった。