好きだけじゃダメ?!

「・・・え?・・・」


「食べたかったな〜と思って」


「お腹空いてるの?暖めようか?」

冷蔵庫の方に歩き出すと

「あるの?」

うれしそうな声が帰ってくる。

「冷凍のロールキャベツで作ったからイマイチだけど」

そう言いながら鍋を出して温め始めた

瑛士は冷蔵庫からビールを出そうとしたけど

「先、シャワーだ」

と慌ててお風呂場に向かった