好きだけじゃダメ?!

4時。

ポケットの携帯が震えて俺は目を覚ました


「毛布掛かってる・・・」

あたりを見回すとテーブルに顔を伏せて眠っている美歩が見えた


俺に掛かっていた毛布を美歩に掛けてやると一瞬顔が緩んだ

寒かったのかな。

風邪引かなきゃいいけど

そんなことを思いながらテーブルに目をやると
デザインは仕上がっていて、手書きの発注メモが腕の下にあった

そっか。パソコンか・・・・

「ここには無かったなぁ」

デザインは良くできていた。とても美歩らしい優しいでサインだった。

「頑張ったな」

頭を撫でてやると、少し笑った気がした




シャワーを浴びて服を着替えテーブルの上にここの部屋の鍵とメモを置いて仕事へと向かった。