僕と彼女の出会いは、運命的だった。

僕は、高校３年の春共学の学校に通いっていた。
その時の趣味が、映画鑑賞だった。周りは、カップルばかりで
「　ぐしゅ　ぐしゅ　」
僕は、近所の映画館に一人で見に行っていた。一人で映画を見て泣くのが、生きてる証のようでなんか生きてるって感じだった。この日は、満席でたくさんの人でにぎわっていた。
上映されてた映画が終わるとたくさんの人が、泣いていた。
隣で座って泣いていなかった女性が、彼女だった。
「　コレぐらいで泣いてたら、いくら涙があってもたりないわよ。　」
まさか女性に言われるとは、思わず。涙をすぐに拭いた。なんだ、この女は、とかんべんしてくれよと思いつつ席を立った。
「　ちょっと　まってよ　ちょっと私に付き合ってよ。　」
「なんで俺が、付き合わないといけないんだよ。」
彼女は、笑っていた。
何で笑っていたのかわからないけど

「何かおかしいか。真剣に話しているんだよ。」
「クス　クス。」
おもしろそうなので僕は、彼女についていった。彼女の背中は、細くそして悲しそうだった。
全くの会話は、ない。それどころか、鼻歌を歌っている。