いつかまた桜の下で君に会えたら




ペンダント?


「これをくれたのがあなただってこと?」


「さぁ、どうだろうね。それは自分で考えでみな」


そう言ってそれ以上は何を聞いても教えてくれなかった。


仕方ない。

自分でなんとかしよう。


家に帰って部の中を探せば何か解るかもしれないし。




「まぁ、いいや。ちょっとヒントも貰ったし、自分で頑張ってみよ」


そう言うとあの人はいきなりクスクスと笑い出した。



私、何か変なことでも言っただろうか。


今私が言ったことを思い出してみるけど、考えてみても解らない。


「いや、昔と変わらないなぁと思って」