「てめぇっ……」
あたしと同じ結論にたどり着いたんだろう。
裕人の顔が険しくなる。
『な、なんでそんなこと言うの?』
「わしゃあ…ツッコミ役は基本嫌いじゃ」
「どんな理由だよっ!」
さっそくツッコんでる裕人。
『ツッコんじゃダメだよ!』
「ボケを野放しに出来ねぇ性格なんだよ」
確かに。裕人からツッコミをとったら、一体何が残るの?
必須アイテムがハリセンな彼から、ツッコミをとったら……
『裕人のキャラ設定がなくなる!』
「俺はツッコミしか能がないんですか?」
『違うの?』
「違うわー!バカにすんじゃねぇ!」
と、あたしに必須アイテムを一発くらわせる。
「…こういうやかましいの、無理」
疫病神さんが呟いた。
『…だそうよ』
「うっせ。俺が絶対お前を祓ってやる!!」
そう言い残し、彼はスルリと部屋から出ていってしまった。
『あ、裕人!』
「お主、わしが今から言うことをよぉく聞け」
『え?』
裕人が出ていったとたん、疫病神さんの雰囲気が変わった気がした。


