『お名前は?』
「………。」
『年齢は?』
「………。」
『性別は?』
「………。」
『ご趣味は?』
「器械体操。」
『………。』
なんだ、コイツ。
質問攻めにしても何も答えず。ただ、趣味は器械体操。
「どんな趣味だよッ」
裕人のツッコミも、スルー。
「苺、どうする?」
『んー…あ。器械体操の何がお得意ですか?』
「何聞いてんだよ!」
「倒立前転。」
「答えんのかよ!しかも何気に結構な大技じゃねぇか!」
どうやら…趣味に熱意を注ぐタイプらしい!
………これを知ったところでお祓いのやり方なんてわかんないんだけど。
『疫病神様はどうして沙羅に取り憑いていたの?』
「………美人じゃったから」
『「はっ?」』
思わず、裕人と共に呆然となった。
「わしゃあ…美人を追っかけ回すのが好きなんじゃ」
……たしかに、【疫病】かも。
沙羅は美人だけどさ。
『じゃあなんで普通に離れてくれたの?』
「お主も美人じゃろうに」
『やーだー!疫病神ちゃんったらー』
「急にフレンドリーになんなー!」
ベシッといつものごとく、裕人にハリセンで殴られた。
「ただ…お主にはこの小僧が憑いておる」
「あったりめーだ!苺は俺が守ってんの」
…裕人、カッコイイー!
「ふっ…死に損ないの分際で」
「は?俺は死なねぇっつの」
「……わしが今、お主の【体】に憑いたら…どうなると思う?」
「それは…」
疫病神が【体】に…?
それでもし、【体】が死んじゃったら……【魂】のはいる器がなくなって……
ホントに死んじゃう…?


