「馬鹿。アウトだよ。でも先生の心は偉大な愛でいっぱいだから反省文2枚で勘弁してやろう」 クラスにドッと笑いが響く。 「センセー。それは愛じゃなくて拷問でーす」 途方にくれたようにそんなことをつぶやいていた男の子は 私のことを思い出したようにこっちを向いて 「同じクラスだよな?1年3組山村智美さん」 ………同じクラスだった。 しかも同じ苗字。席となり。 なんで気付かなかったのか。 これが、 私、山村智美(ヤマムラサトミ) 山村圭人(ヤマムラケイト)の出会いでした。