クローバー

あのサヤが本気でセイに助けを求めて来るなんて珍しい。戦場では絶対に無い事なのに。それだけ本気という事か…。
セイは段々サヤが可哀相になってきてヨツバに向いた。
「ヨツバ…少しは手加減してやれよ」
「じゃあセイが相手してよ」
「サヤ、頑張れ」
「セイ隊長!」
あっさりと裏切られたサヤはヨツバに追いかけ回されていた。
「そっちも平和そうだな」
フドーが笑う。セイも笑い、
「毎日うるせぇんだ」
「ま、頑張れよ、総隊長。美味いコーヒーを作って待ってるよ」