クローバー

ヨツバも剣を離し、セイを見つめる。
「セイ…ごめんなさい」
そして立ち去ろうとするヨツバに、セイは声を吐き出した。
「待て…」
「セイ!」
セイは立ち上がり、剣を力強く握る。
「勝手な事するな…お前は私が守ると言っただろ」
「うん」
笑顔を浮かべヨツバがセイの元へ駆け寄って来る。だがそれを見てもレオンは行動を起こさず、じっと見ていた。
「僕には勝てないって分からなかったかい?」
「うるせーよ、バーカ」
「やはり殺しておくべきだったな」