クローバー

「はぁ…逃げろ…捕まる」
「セイを置いて行けないよ!」
「そんな事言ってる場合じゃ…ないだろ」
「私がセイを守る」
「止めろ!」
無謀にもヨツバはサヤの前に立った。
いくら女神の力があるとはいえ、戦いで制御しながら戦えるのか?そんな訓練を受けていたとは到底思えない。
サヤはサヤでヨツバを前にしてやる気満々だ。そういや、一度やられてるんだっけ?
「女神の力で戦うか?女神の力は使えば使うほど、体力を消耗すると聞いた」