クローバー

ヘラヘラと笑うセイに、マリアは一瞬目を細め軽く会釈してその場から立ち去った。
一人残されたセイは頭を掻き、
「自由がないなんて…つまんねぇな…」
セイには決して堪えられない自由の無い生活。
どうせ生きるなら、好きなように生きたい。
あの少女だって、きっとそうだろう。