クローバー

「!」
すると、セイさんがニコッと笑顔を浮かべた。
「……」
単純な感想は、綺麗な顔だな…。
よく見ると日の光に煌めく銀髪は輝いていて、コトハと話している時の楽しそうな表情は綺麗であどけない。
魔女の城には騎士も近付いて来ないのにまるで自分の庭のようにリラックスしていて、自由なセイさんが少し羨ましく思ってしまった。そして、セイさんと話してみたいとも。
何気ない思いが、フタバの心を変える。