クローバー

「大丈夫?」
フタバの疲れた表情を見てか、コトハが優しい声をかけてくれる。
「うん。大丈夫だけど…何で私なんだろ」
よりにもよって。魔力も対して高くないし、任務だってそんなにこなしてない。コトハやマリアさんが選ばれるなら分かるけど、何で女神様は私を選んだんだ。
コトハは優しい笑顔を浮かべフタバの手を取る。
「どうしてフタバなのか分からないけど…でもフタバは必ず守るから、心配しないで」
「お姉ちゃん」