『瀬那…本当にこれで良かったの?後悔してない?』

瞳が私に聞く。
少し戸惑う私…
先輩と付き合っていた時の事を思い出すと 切なくなる…
これって後悔してるって事なのかなー…?

『後悔…してない…よ…』

強がる私。

私が別れを告げたんだから…
今更…先輩だって私のことなんて忘れちゃったよ…

先輩は三年生…受験忙しくてそれどころじゃないよ…きっと…



『素直になんなよ』

瞳の言葉が胸に突き刺さった。
素直になる…?

そうかもしれない…今までの私は1人で考えこんで強がってばかりいた…






あの時 私が素直になれたのはきっと瞳のおかげだね…。