空の少女と海の少年



途中で変な人魚に遭遇したが
3人は光り輝く貝殻を見つけ
無事(?)第二ステージを合格した


そして第三ステージ¨闇¨

ミウから説明を聞き
3人も海斗と同じように
五感を奪われて
闇の世界をさまよっていた

若干の恐怖を感じる
海斗や奈々や陸とは違い
蓮はこの状況を楽しんでいた


なんて簡単なステージなんだろ

闇の中で生きてきた僕にとって
この空間に満たされている
純粋な闇達に恐怖なんて感じない

むしろ懐かしい
魔界は禍々しい闇だけど
城の王の間だけはいつも
純粋な闇で満たされてた

だから分かるんだ
この闇は逆らわないって


蓮は右手を前に突き出して
心の中でゴールの扉を呼んだ

ドアノブを掴んだ感触はない
けれど掴んだと信じて蓮は扉を引いた


『──蓮、合格。』


ミウの声が聞こえると
奪われていた五感が戻ってきた


ステージが変わったのだろう
目を開けて眩しい光に
目を細めながら周りを見渡す


『よくきたな蓮っ!第四ステージは光だぞ!』


やっと光に目が慣れて
聞こえてきたのはキラの声


「……ギャップ激しすぎて目が疲れたんだけど。」


金の草原が広がる空間を見て
蓮は目をこすりながら呟いた


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