キンッ


『……お前達は…!』

「僕はあんたが嫌いだ。」

「お前は絶対消す。」


春の前に立ちふさがった
2人の人間を見て
ドールは舌打ちした

ドールの鎌を弾いた
黒い剣を握り締めた蓮
キラと融合し、両手を掲げて
力を溜める海斗


体の修復に、光の封印解除
力はもう底を尽きそうなのに……
邪魔が2人も入るとは


ドールは蓮を見ると顔を歪めた


『お前はリールの魔神の……?』

「だったら何?話す余裕なんてないよね!」


鎌と剣がぶつかり合う音が響く中
海斗は月の光を集める

十分に光を溜めると蓮に向かって叫んだ


「蓮、どけ!」

「遅いよ古賀海斗!」


蓮が上に跳ぶと同時に
海斗は腕を振り下ろした


『流れ星!』

『ふざ……け…な……。』


光の粒が降り注ぐと
ドールは浄化され
完全に消え去った


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